世界のぜんぶが書いてある本、ない?

普段自分が考えてること、疑問に思ってることを検索してみても意外と答えが見つけられないので仮説を立てて自分から発信してみることにしました。ブログタイトルは、僕のだいすきな漫画『せんせいのお人形』のセリフです。(勝手に使ってます、ごめんなさい。)

達成できなくてもいい目標を立てよう

はじめに

※導入として転職前の職場の話をしますが、正直本題ではないのでめんどい人はスキップしてください。

前職の会社では「目標設定」なるものがありました。 毎期の初めに個々人で目標を設定し、期末時点での達成具合で評価されるというものなのですが、これが僕にとって苦痛でしかありませんでした。

この目標設定で立てる内容というのは業務外に行う自己研鑽という立ち位置になっており、目標達成のために残業することは許されませんでした。 結果的に業務外の時間を目標達成に充てなければなりませんでした。

以前の記事でもお話ししましたが、当時の僕は仕事がうまくいかず日々の業務すらこなせていない状況でした。 その上で自己研鑽を強要されていたので精神的にまいっていました。

さらに目標の内容決定には上長の承認が必要であり、自分の中では絶対無理だろうと思う目標を無理やり立てさせられ、結局達成できずに評価を下げられるという負のループでした。

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転職先にも「目標設定」自体は存在するんですが、業務をこなすだけで達成できることも設定可能で、目標の難易度も個人の裁量に任せられているので、かなり楽になりました。 もちろん高い目標を達成したほうが評価は高くなるんでしょうけど。

この経験から「目標の立て方」について考えるようになりました。 仕事の目標に限らず、普段の生活にも同じ考え方を取り入れることで以前より自分の精神が安定するようになったので、僕の考える目標の立て方をご紹介します。



僕の考える目標の立て方

今回紹介する目標の立て方は、いかに目標未達成のリスクを下げ、モチベーション低下を避けるかに焦点を置いたものとなります。 この立て方が正解だとか絶対やるべきという話じゃなくて、こういう目標の立て方があってもいいんじゃないかっていう程度の話ですので、気楽に読んでいただけるとありがたいです。

僕が目標を立てるときは、以下の2つの目標の二本立てにするようにしています。

① 普段通りに過ごして達成できるぐらい簡単な目標
② ①の延長であわよくば達成したい目標

普段通りに生活しても達成できないからこそ目標を立てるのだと思うので、いわゆる目標は②にあたります。 ②の目標を立てるだけだと単に目標を立てるのと変わりません。 ②の目標は何もしないままだと達成できないので、意志を持って自身の生活に目標達成のための行動を取り入れる必要があります。

しかし、「目標を立てたからやらなきゃ」という義務感だけでやり通すのは精神的に負担がかかるし、義務感でやるということは「やるのが当然」というニュアンスを含んでしまいます。 これでは「やったとしてもマイナスをゼロにできただけ」であり、なんとも達成感がないしモチベーションも維持できないと僕は思います。

そこで①普段通りに過ごして達成できるぐらい簡単な目標が登場します。 これは意志を強く持たなくても達成できるので、元の生活を圧迫しないで済むし、目標を達成できたことには変わりないので達成感を得ることができます。 つまり普段通りに過ごしてるだけなのに「ゼロをプラスにできた」という感覚を得ることができるのです。 これがモチベーションの維持につながると考えています。

①の目標達成により、簡単に達成感を得ることができるので「もう少しやってみよう」という気持ちが芽生えやすくなると思います。 これにより②あわよくば達成したい目標の達成も意欲的に取り組むことができます。 しかし、②の目標はあくまで「あわよくば」なので①さえ達成できていればOKなのです。

「目標なんて『あわよくば』ぐらいの気軽なものでいいんじゃない?」っていうのが僕の目標の立て方のモットーです。



元々習慣的にやっていることを目標にしてしまう

ここまでの説明で僕の目標の立て方の狙いについてはなんとなくわかっていただけたでしょうか。 じゃあ①の目標ってどうやって立てればいいんだよって気持ちになるかと思うので、実際に僕が今実施してる目標を具体例として紹介します。

僕の勤務先が在宅勤務になって一日中家にいる日が多くなり、半年で体重が5kg増えてしまいました。 本来くつろぐ場所である自宅で仕事をするので、集中できずイライラでついお菓子を食べてしまうのも原因の一つかと思います。 食べるのを制限してしまうと余計ストレスが溜まりそうだし、生活の中に新たに運動する時間を確保するのも面倒臭い。

そこで①の目標として「毎日の昼休憩に買い物に出かける」という目標を立てました。 買い物はごはんやお菓子を買うために普段からやっていることです。 以前は数日に1回のペースでしたが、買いだめをできるだけしないことで毎日買い物に行くための口実を作りました。

さらに目標達成できたことが目に見えるように、スマホのヘルスケアアプリで歩数を記録・確認できるようにしました。 僕が使ってるアプリは毎日目標歩数が自動で設定されるので、その歩数到達を目標達成の証拠としています。 徒歩15分のスーパーまでの往復で達成できる程度の歩数なので僕にとっては元々やっていたことをやるだけです。

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毎日簡単に目標達成できて、達成の証拠が目に見えるのでモチベーションも維持しやすく、気分のいい日は仕事上がりにも散歩するようになりました。 まだ、体重はほとんど変わってないですが②の目標「あわよくば体重をもとに戻す」はあくまで+αな目標であり、①の目標は達成できてるので問題なしです。

また、散歩してて気づいたのですが、歩きながら考え事するのがすごく楽しいです。 僕は暇さえあればスマホをいじってしまうのですが、歩きながらだとなかなかスマホをいじれないので、インプットが遮断されて思考が捗ります。 この記事の内容も散歩しながら考えました。
(考え事に集中しすぎて、周りに気が回らなくなるかもなので若干危ないですけど..。)



最後に

今回は僕の目標の立て方を紹介させていただきました。 繰り返しますが、あくまで目標の捉え方の一つであって強制するものではないことをご留意ください。 もちろん難しい目標を立てて、それをやり遂げるというのも大いにありだと思います。

ただ、目標達成して自分を成長させようとする理由って、今より生きやすくするためだと僕は思ってます。 無理難題の目標で自分を苦しめて、自ら生きにくい環境を作ってしまっては本末転倒な気がします。 高い目標だって「自分は達成できる、達成したい」というモチベーションがあってこそなんだと思います。

生きていれば困難なんて勝手にやってくるんだから、楽できることは楽していいんです。 楽して成長できるならそのほうがいいんだって、感じてもらえたら嬉しいです。

ここ最近出した記事はある程度調べてから書き起こす題材が多かったですが、今回は久しぶりにたくさんインプットせずとも書ける内容でした。 たまにはこういう文章を書くのも息抜きになっていいですね。

今回のお話は以上です。 お付き合いいだたいた方、ありがとうございました。