世界のぜんぶが書いてある本、ない?

普段自分が考えてること、疑問に思ってることを検索してみても意外と答えが見つけられないので仮説を立てて自分から発信してみることにしました。ブログタイトルは、僕のだいすきな漫画『せんせいのお人形』のセリフです。(勝手に使ってます、ごめんなさい。)

漫画『せんせいのお人形』のすすめ

はじめに

今回の記事では漫画『せんせいのお人形』の紹介をさせていただきます。 ブログ概要にも書いてますが、本ブログのタイトル『世界のぜんぶが書いてある本、ない?』は『せんせいのお人形』の作中のセリフです。

この作品をきっかけに「自分が本当にやりたいこと」に気づき、その一環として本ブログを立ち上げました。 僕という人間の価値観に多大な影響を与えてくれた、だいすきな漫画の一つです。

かねてより書きたかった記事ですが、2020年11月27日に第4巻が無事に発売されましたので、いいタイミングだと思い、今回書かせていただきます。

ネタバレは極力抑えるように心がけますが、先入観なしに読みたい方は漫画アプリcomicoにて全話無料(CM視聴等の制限あり)で読むことができますので是非! www.comico.jp

また、執筆現在4巻発売直後のため発売記念として以下の各種電子書籍サイトでも第1巻まるごと試し読みできますので、とりあえず第1巻だけ読みたいという方はこちらでご一読ください。



↓↓↓以降ネタバレ含みます↓↓↓



『せんせいのお人形』というタイトルについて

このタイトルを見てホラーやアダルトなものを想像される方がいらっしゃるそうです。 確かにタイトルだけだとそう捉えてしまう可能性も否めませんが、読んでみると「このタイトルしかありえない!」と僕は思いました。 あくまで僕の解釈ですが説明させていただきます。

本作『せんせいのお人形』のタイトルの意味は

「人形のように生きていた私を人間にしてくれた、せんせい」  
だと考えます。 もちろん他にも意味を含んでいるでしょうが、一言で言うならこれかなと思います。

この説明からわかる通り、主人公は 私=スミカ と せんせい=照明さんの2人となります。 タイトルの『せんせい』が『先生』ではなく、ひらがなが使われているのは照明さんの職業が高校教師であり、『教師』としての『先生』に限定する言葉ではないため、「せんせい」とひらがな表記されているのだと思います。



あらすじ

さすがにタイトルの説明だけだと、具体的な物語の流れが全く分からないと思うので、comicoの公式ページのあらすじを参考にあらすじを軽く説明させていただきます。

身寄りがなく親戚中をたらい回しにされていた女子高校生・スミカは、高校教師である照明に引き取られることになった。 礼儀作法どころか基礎的な生活習慣すら身についていないスミカを見て、照明はスミカに宣言する。

「おれは教育するよ、君を」

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以上が第1話のあらすじとなります。



教育とは、学ぶとは何なのか

本作の魅力はいくらでもあるんですが、一つだけ紹介させてください。

スミカは照明さんとの出会いを発端に、自分の外に世界があることを知ります。 そして自身の世界を広げ、自分の道を歩み始めます。 もちろんスミカにとって照明さんは外の世界の存在を教えてくれた『せんせい』なのですが、照明さんを含めた周囲の人々もまた、スミカから影響を受けて変わっていきます。 スミカもまた誰かにとっての『せんせい』になりうる存在なのです。

このあたりが如実に表れる場面で本ブログタイトル「世界のぜんぶが書いてある本、ない?」というセリフも登場します。

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最初は『人形』と『せんせい』だった二人の関係がどう変化していくのか。 読者はその行く末を見守っていくことになります。



最後に

今回はいつもの仮説を立てる記事ではなく、僕のだいすきな漫画の紹介をさせていただきました。 補足事項として『せんせいのお人形』の既刊情報を載せておきます。

※2020年11月29日時点


そう、実は紙媒体による4巻以降の販売予定は現時点ではございません。 僕の中ではマンガ大賞*1獲れるレベルだと思っているので、「この本が世に広まらないなんてあってはならない、自分にもできることはないか」という思いもあってこの記事を書いています。

僕は現在独身ですが、もし結婚して子供ができたり、誰かを教育する立場になったら『せんせいのお人形』を教科書にしたい、そう思えるような作品です。 僕はこの漫画を生きていくための教科書の一つとして自分の本棚に添えたいんです。

漫画の紹介記事を書いたのは初めてで、そもそもブログ自体始めたばかりで、うまく魅力が伝えられたでしょうか。 自分がだいすきなものについて話すときほど、自分自身の価値が評価されるようですごく怖いです...。 少しでも読んでみたいと思ってもらえたらうれしいです。

今回のお話は以上です。 ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。