世界のぜんぶが書いてある本、ない?

普段自分が考えてること、疑問に思ってることを検索してみても意外と答えが見つけられないので仮説を立てて自分から発信してみることにしました。ブログタイトルは、僕のだいすきな漫画『せんせいのお人形』のセリフです。(勝手に使ってます、ごめんなさい。)

優柔不断な人は懐が深い

はじめに

以前書いた記事の中で、「判断材料となる情報が多すぎると人は決断できなくなる」と言及しました。 zeppekikun.hatenablog.com

この「決断しなければならないのに、なかなかできない」状態って、傍から見ると優柔不断な人に見えるのかなと思います。 僕も決断を下すまでに時間を要することが多いので、優柔不断な方だと思います。

優柔不断って一般的に悪い意味で使われることが多いですが、実はすごくいい側面もあるんじゃないかと気づいたので、今回お話しさせていただきます。



今回の仮説

今回の仮説は、優柔不断な人とは

多角的に物事を捉えることができる懐の深い人   
なのではないかというものです。



優柔不断な人

僕の身近に僕の目から見て「優柔不断だなあ」と思う人Aさんがいます。 Aさんは外食のメニューを選ぶとき、洋服屋さんで服を選ぶとき、すごく時間をかけて吟味します。 僕も同じく結構迷っちゃうタイプで気持ちがわかるので、時間かけて考えてもらっても大丈夫なんですが、本人は自身の優柔不断なところを気にしているようです。

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一方でAさんの周りにはいつも人が集まってるように思います。 Aさんとおしゃべりしたくていろんな人がやってきます。 お菓子を持ってきて餌付けしてくる人もいるぐらいです。

その様子を見てて僕は思いました。 「優柔不断である」ということは「物事をいろんな角度から捉えている」ということなのではないか。 「物事をいろんな角度から捉えている」ということは「いろんな人の視点に立つことができる」ということなのではないか。 そして、「いろんな人の視点に立つことができる」からこそ、「許容範囲が広く、いろんな人を受け入れることができる」のではないか。

そもそも自他共に認める変わり者である僕を受け入れてくれてる時点で、めっちゃ懐深いじゃん...。



決断力がある人

もう一人、僕の知り合いBさんを紹介します。 Aさんとは対極的にBさんはめちゃくちゃ決断が早いです。 僕とAさんが昼食をとる場所を決めかねていると、代わりに即決してくれます(笑)。

Bさんは決断が早いので行動も早いです。 仕事もテキパキとこなします。 まじかっこいい。

Bさんは買い物もめちゃくちゃ早いんですが、よくよく見てみると全く値段を見ずに買い物をしている....! 本人いわく、レジで合計金額を知ってから「あれ、何が高かったんだろう?」て思ったりするらしいです。

僕が思うにBさんの決断の早さは情報量の遮断にあると思います。 Bさんは買い物の際に「ほしいか、ほしくないか」だけに判断材料を絞ることで決断速度を上げているんだと思います。 そんなBさんは結構金欠になりがちですが、「欲しいものを手に入れる」という一番の優先事項は達成できているので、特に後悔はしていないようです。



優柔不断だからこそできること

今回は僕の知り合いのお話を交えながら「優柔不断な人」について考えてみました。
例のごとく記事を書く前にググったんですが、やはり「優柔不断の克服方法」や「決断力をつける方法」のような内容の記事が多く、優柔不断はマイナスなイメージが一般的なようです。「やはり」なんて言ってる時点で僕自身にも「優柔不断」にマイナスなイメージを持つ固定観念があるみたいですね...。

今回のお話で「優柔不断な人」「決断力がある人」それぞれにいいところがあることが伝わっていたらうれしいです。

それでも「優柔不断な自分を治したい」と思う方もいらっしゃると思います。 僕もそう思うことがあるので気持ちはすごくわかります。

僕は「優柔不断を治す方法」を知らないですし、治すことが正しいかどうかもわかりません。 ただ、僕の持論ですが今の自分を否定しても、自分を変えることはできないと思います。 僕がかつてマイナス思考な自分を受け入れたように、現状の自分を受け入れた上で、どう上手く利用するかを考えたほうが楽なんじゃないかなと思います。

きっと「優柔不断を治すこと」は手段であって、広い意味で目的は「自分のことをすきになりたい」ということなのではないでしょうか。 自分のことをすきになるには、まずは現状の自分を受け入れるのが素直な選択な気がします。 優柔不断な方であれば、その懐の深さでご自身のこともきっと受け入れられると思います。

まとまりのない文章になってしまいましたが、スヌーピーのセリフで締めてお茶を濁したいと思います。

「配られたカードで勝負するのさ。それがどういう意味であれ。」

今回のお話は以上です。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。